家族が自由になることで本質的な幸せが見える

四葉のクローバー

昨今ではいわゆる親世代と子供という核家族で住んでいる家庭が一般的となっており、祖父母は別の家に住んでいるというケースが多いです。自宅には父と母、兄弟、姉妹、ペットがいて、大型連休などで祖父母に会えるのが楽しみだったという方も少なくありません。家族は概ね同じ時間に同じ食事をして、家族間のルールを守りながら生活していきます。子供の就寝時間、外食する日、ペットを飼うかどうかなど、その家族間での決まりごとがあります。完全に自由にするよりも、ある程度決まりがあった方がみんなの幸せが守られることに繋がるからです。

しかし、家族構成が変化してくるとどうしてもルールが煩わしくなることがあります。例えば家族で外食する日に友達との予定が入ったり、夜遅くまで起きていたくなったりすることも十分考えられます。子供が一定の年齢に達すると家族間のルールは緩和され、自由度が拡大していきます。だんだんと家族で話すことも減っていくかもしれません。幸せは失われていくのでしょうか。

それはもちろんそうではありません。家族がそれまで決められていたルールから解放されることでルール以外の部分でお互いを尊重し合うことができれば、本質的な幸せは守られます。ルールで決まっているから手伝うのではなく、大変そうだから手伝うという意識の変化は家族ならではのものとも言えます。